やんばるの森


沖縄島北部を通称やんばる(山原)といいます.やんばる地域の山々に広がる森はイタジイを中心とする亜熱帯性の常緑広葉樹林で,遠方からみるとまるでブロッコリーのように見えます。やんばるの森は資材や生活用水の供給源として人々の暮らしを支えてきました。また,最近では自然探索などで心身をリフレッシュする場としての利用も以前より増して行われるようになってきました。一方,この森には世界中でここにしか生息していない固有種が多くすんでおり,その保護と利活用のバランスについて検討をすすめていく必要があります。