洋上アルプス


屋久島は,九州の最南端から南南西へ約60キロメートル,東シナ海と太平洋に位置する周囲約132キロメートルのほぼ円形の山岳島です。島の中央部には,九州最高峰の宮之浦岳(1,935))を主峰として山岳が連座し,このため「洋上アルプス」の異名を持っています。亜熱帯の島ですが,このような高度差があることから,山頂は北海道並の気候で,南北に長い日本列島の縮図を見ることができます。
 屋久島は昭和39年に霧島屋久国立公園に編入され,自然環境の特異性から,平成5年12月に世界自然遺産として登録されました。