伊豆沼・内沼


 伊豆沼・内沼は面積約387haで、、ガン、カモ、ハクチョウなどの大型水禽類の国内最大の越冬地になっています。毎年、ガン類40,000〜50,000羽、カモ類13,000〜15,000羽、ハクチョウ1,200〜1,600羽が飛来してきます。特に、ガン類は、国内飛来数の約8割を占め、朝、日の出とともに一斉に飛び立って周辺の水田に採餌に向かいますが、その時の飛び立ちのすさまじい羽音と鳴き声は圧観で、日本の「音風景100選」にも選ばれています。
伊豆沼・内沼は、1985年水鳥の保護と湿地の環境保全を目的としたラムサール条約(※)に登録湿地となりました。(この地域は、国設の鳥獣保護区及び宮城県の自然環境保全地域にも指定されています。)

※ラムサール条約:「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」というのが正式名称ですが、イランのラムサールで採択されたことからこのような名前が付いています。日本では、釧路湿原、伊豆沼・内沼、琵琶湖等11地域が登録されています。