
![]() | ![]() |
| 北海道・本州 (中部地方以北) 沖縄本島 極東ロシア,ヨーロッパ 北アメリカ | |
![]() | |
| 準絶滅危惧(NT) | |
![]() |
| ヒカリゴケは、ヒカリゴケ科・ヒカリゴケ属に属する、1科1属1種の、小さく原始的なコケ植物です。本州中部であると標高1,700〜2,500mの亜高山帯の針葉樹林の洞穴や岩隙、倒木の根の影など、涼しくうす暗い湿った環境に生育します。環境の変化に非常に弱く、付近の大気汚染や乾燥によって簡単に消失してしまいます。 生育地の多くは国立公園内にあり採取が規制されていますが、観光開発によってヒカリゴケがもつ小さな環境が影響を受けることが多くあります。またヒカリゴケは、文化財保護法によって「学術上貴重で、日本を代表する自然を記念するもの」として天然記念物に指定されています。 ヒカリゴケは自身が発光するのではなく、洞窟内のわずかな光に対して、レンズ状の細胞からなる原糸体という部分から、きみどり色の反射光を出すことによって淡く輝きます。ヒカリゴケという名前もこの現象からついたものです。長野県の岩村田では、明治43年(1910年)に、当時の中学生が「光る土」として学校へ届けたことがきっかけで、日本で初めてのヒカリゴケ発見の地となりました。 |