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| 本州・四国・九州 | |
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| 準絶滅危惧(NT) | |
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| サギソウは夏の季語にあげられるほど昔から身近な植物です。この植物は日本の固有種で湿地に生育します。茎は高さ15〜40cmになり、茎の下部に3〜5枚の細長い葉をつけます。7月〜8月に純白の花を1〜3個咲かせます。花の大きさは約3cmで、白鷺が両翼を広げて舞っているような姿をしています。 サギソウは日本各地の湿地で見ることのできた普通のランで、本州の41都府県に自生していた種ですが、現在では3県で絶滅し、7県で現状不明になっています。サギソウが好む低地の湿地は、戦後大規模な排水工事や埋立工事によって次々に消失し、田畑や住宅地、工業用地へと姿を変えていきました。また、その美しい花は園芸目的の採集をまねき、数を減らすことになりました。 しかし、サギソウは繁殖力の強い植物です。天然記念物として保護されている湿地では、サギソウの群落はそれまでどおり維持されています。自生地を適切に保全し、違法採集をなくすことがサギソウの保全につながります。 サギソウは日本のランの中では栽培の容易な種で、昔から園芸品種がつくられてきました。夏に近くなると、葉に白い斑の入った園芸品種の鉢植えが店に出回ります。 兵庫県姫路市では、かつて自生地があり、姫路城が白鷺城の別名をもつことから市の花に、東京都世田谷区では奥沢城にまつわる伝説から区の花に、それぞれ指定されています。 |