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| 北海道・本州・九州 ;朝鮮半島・中国(東北部) 東シベリア | |
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| 絶滅危惧II類(VU) | |
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| サクラソウの花は4月から5月に咲き、高さ15〜40cmの花茎をのばし先端に7〜20個のピンク色の花をつけます。また、花の色にいちじるしく変異があり、園芸目的の乱獲をまねきました。江戸時代から園芸栽培され、現在も愛好者に栽培されています。最近では海外の近い仲間も含め、「プリムラ」という名前で売られているものが目につきます。 サクラソウは明るく湿った草地を好み、低地の河川敷や山麓の疎林下など、人里に近いところに多く自生します。そのため、都市の拡大とともに開発によって多くの自生地が消滅してしまいました。群生地は、春の生育期には十分な日光があたり、夏の休眠期には草や木の陰になり、晩秋には堆肥や燃料として原野の草刈りが行われたところありました。現在は国の天然記念物に指定されている埼玉県さいたま市の田島ヶ原もそういった環境にある群生地のひとつでした。 多くの自生地で、草刈りなどが行われなくなったためにサクラソウが衰退し消滅していったなか、田島ヶ原ではまだサクラソウが見られます。しかし最近、そのほとんどが種子をつけていないことが明らかになりました。田島ヶ原は保護されてはいますが、都市化にともなう周辺の開発によって孤立してしまいました。そのため、サクラソウの花粉を媒介する昆虫がいなくなり、種子をつける機会が減ったといわれています。絶滅を危惧される種の保護を考える場合、単にその種のみに注目するのではなく、その種が生きる環境そのものも考えなければいけないでしょう。 |