被子植物/双子葉類/離弁花類/ブドウ科
クマガワブドウ Vitis quinqueangularis

熊本県・宮崎県・鹿児島県
絶滅危惧IA類(CR)
 ブドウ属は主に北半球の温帯と暖帯に生育し、約60種が知られています。クマガワブドウは熊本県、宮崎県、鹿児島県に分布するブドウの仲間です。大きなつる性の落葉の樹木で、葉はややかたく、長さ7〜17cm、幅6〜15cmと大きくなります。また、葉柄が長く13cmになります。葉の裏面には黄褐色と白色のクモ毛が密生します。表面は若葉のころのみ同色の毛がありますが、やがて無毛になります。枝は太く、クモ毛が密生し、赤っぽい小さな突起が見られます。雌雄別株で、花期は7月です。雄花序は葉よりも長くなり、25cm、幅7cmになります。秋になるとヤマブドウと同様に8mmほどの果実がつき、黒く熟します。
 クマガワブドウは林縁部に多く自生するため、道路の拡張により自生地が破壊されたり、造林の妨げになるために伐採されてしまうことも多いようです。日本に自生するブドウ属の仲間には、ヤマブドウなど14種類ありますが、希少種としては他にシラガブドウが絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

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