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| 南西諸島 ;太平洋・インド洋 オーストラリア沿岸 マダガスカル | |
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| 絶滅危惧II類(VU) | |
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| ヤシガニはもっとも大きな陸生のヤドカリのなかまで、太平洋からインド洋にかけての島じまに広く分布しています。また、昔から南太平洋の島じまでは重要なタンパク源になっていて、その立派な体つきから装飾品としても取り引きされています。しかし、近年、南太平洋の人口の多くなった島では、行き過ぎた採取・乱獲によって、極端にその個体数を減らしています。 甲らの大きさは12cmぐらいですが、重さは約1.2kgに達し、体は非常にかたい甲らで覆われています。腹部は塊状で外側が堅くなり、貝を背負って「ヤドカリ」になることはありません。また、エラは退化的ですが、陸上生活に適応して鰓室(さいしつ)が発達し、肺の役割を果たしています。また、とくにオスではハサミが大きく発達し、必ず左側が大きくなります。 生息域はヤシなどの茂る海辺で、おもに夜行性です。食性は雑食ですが、その名の通り大好物はヤシの実で、これを上手に割って中身を食べます。卵を抱えたメスは7〜8月に現われ、大潮の夜に水につかり、お腹でかえった約10万匹の幼生を海にはなします。 ヤシガニはかなりの広い範囲に分布するので、今すぐ絶滅する恐れはありませんが、琉球列島の個体群は分布の北限ということもあって、もともと個体数は多くありません。とくに近年、海岸の埋め立てや開発、水質汚染等により個体数を減らしています。また、深刻なのは護岸工事による海と陸との分断で、一定の保護区域を設けることが必要だと考えられます。 |