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| 北海道・本州・九州 ;ヨーロッパ | |
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| 絶滅危惧II類(VU) | |
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| ミズグモは水中生活をする世界で唯一のクモです。ヨーロッパでは早くから知られ、ヨーロッパからシベリアにかけて、広くふつうに見られるクモです。日本では、1930年に京都府で発見されました。ムジナモやタヌキモなどの水草類と一緒に採集されたといいます。しかし、その後しばらく採集記録がなく、1941年に北海道で採集されるまで自然分布を疑問視する声も多くあったようです。 大きさは10〜15mmで、体色は黒褐色〜褐色で、背中に褐色〜赤褐色の毛があります。全体的に毛深く、脚の先まで短毛が生えています。 ミズグモの生態は非常に変わっていて、水中の水草間に糸で空気室をつくり、そこに毛深い腹部と脚を使って水面から空気の泡を運びこみ生活します。水生昆虫・イトミミズ・線虫などの小型動物を捕らえ、空気室に持ち帰り食べる性質があります。 もともとミズグモはヨーロッパ〜シベリアに分布する北方系のクモで、日本産の個体群は氷河時代の遺存種だと考えられています。全国的にも数カ所の記録しかなく、もともと珍しい種類でした。近年、宅地開発や営農形態の変化などにより、ミズグモがすめるような水域環境が急激に失われ、汚染されつつあります。比較的生命力が弱いと思われる本種の保全には、生息確認地を自然度の高い状態に保つことが重要です。 |