マングローブのいきものたち


西表のマングローブ林では干潮時と満潮時で見られるいきものが変わります。潮が引いている時は地中からコメツキガニやシオマネキなどのカニの仲間が現れ、泥の中の有機物やプランクトンを食べています。またそれらを捕食するためにサギやシギなどの鳥類が集まってきます。潮が満ちてくると、カニは地中に隠れ、ハゼやボラ、アジなどの魚類がやってきます。小魚はそれをねらう大きな魚や鳥から逃れるために、ヤエヤマヒルギなどの複雑な根の間に隠れたりします。