ヤンバルクイナ


ヤンバルクイナは,1981年に新種の鳥として発見され世界中の学者の注目を集めましたが,地元では,それ以前から「アガチャー(せかせか歩く人のこと)」と呼ばれ,その存在が知られていました。世界的にクイナの仲間のうち飛べないものは,人間が他の地域から持ち込んだ移入種等によって,絶滅したり絶滅の危機に瀕したりしています。やんばるでも近年マングースやノネコの姿が目立つようになってきており,ヤンバルクイナもその存続が心配されています。環境省では現在,ヤンバルクイナの効果的な保護対策について検討しています。