えびの高原のシカ


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えびの高原では最近シカをよく見かけるようになりました。宮崎県の調査によると霧島山系のシカは推定4,000頭、1平方キロメートル当たり16頭となります。
 これは牧草や人工造林地の下層植生が餌となったり、観光客がパンや菓子類を与えるためと考えられています。5頭を越すと森林の生態系に影響があると云われていますが、すでにノリウツギやイヌツゲ、ヤマウルシ等が食害により激減しており、天然記念物のノカイドウも食害による被害が甚大で絶滅が危惧され保護対策を講じているところです。環境省では公園利用者にシカへの餌付けをしないよう呼びかけています。