シカ食害問題


 尾瀬国立公園では、周辺地域におけるニホンジカの捕獲圧の低下や生息環境の変化により同種の分布域が尾瀬国立公園の核心域にも拡大しています。近年では、踏圧(踏み荒らし)・被食(植物が食べられる)等により貴重な湿原植生への影響が深刻化しています。 平成20年度に策定された「シカ管理方針」に基づき、特別保護地区等の核心部では捕獲をすすめ生息するシカの個体数を減らし、日光方面のシカが季節移動して来ているデータの裏付けから大清水に遮断柵を作って移動を断つ方法を用いて生態系を維持しています。