噴火のつめ跡


有珠山は噴火のたびに姿を変える活火山です。2000年(平成12年)3月末に火山性地震が観測され、西山西麓でマグマ水蒸気爆発が発生しました。 その後、温泉街に近い金比羅山西麓でも噴火が始まり、新たな火口群が形成されました。火口周辺では人頭大の噴石により住宅やアパート群が破壊され、また、火口から流れ出る熱泥流により橋の流失や公共温泉施設・小学校等にも被害をもたらしました。 現在では、その被害を忘れないように被災した建物等は災害遺構公園として一部保存され、見学することができます。また、被害を防ぐための砂防施設も整備されました。