シマフクロウの生態


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釧路湿原野生生物保護センター提供

シマフクロウは翼を広げると180cm前後にもなる日本産のフクロウ類では最大の鳥です。かつては北海道全域に生息していたと言われていますが、餌となる魚の減少や営巣に必要な大木の伐採など生息環境の悪化により、現在国内では北海道中央部から東部にかけて僅か120羽程度が生息していると推測されています。早春に通常1〜2個の卵を生み、ふ化後親鳥は約1年以上幼鳥の世話をします。幼鳥は5月末に巣立ち、翌々年の春まで親の縄張りに留まります。定着性が非常に強く、生息場所を変えないと言われています。