知床の山々


知床半島はオホーツク海と根室海峡に挟まれ、半島中央部には最高峰である羅臼岳(1,660.2m)など標高千mを越える険しい火山連峰と原生林に覆われた山岳景観、多様な野生生物の存在など原生的な自然が特徴です。殆どの山々はエゾマツ、ミズナラなどの針広混交林の原生林で覆われ、標高が高くなるにつれてダケカンバ帯からハイマツ帯まで多様な植生が広がっています。さらに知床はヒグマなどの大型ほ乳類やオジロワシ、シマフクロウなど鳥類の生息地、海ではアザラシの仲間やトドの回遊などまさに日本を代表する秘境に相応しいものです。